本日の記事は
- 専業主婦・共働き主婦にアンケート
- 皆さんのリアルな声を拾ってみました
- アンケートからは、現代の主婦の厳しい状況や悩みが見えてきました
たまにネットニュースで目にする「専業主婦論争」。
またか…と思いつつ、筆者もつい読んでしまいます。
そして読み終わった後、いつもモヤモヤとした気持ちが残ります。
「専業主婦」・「兼業主婦(共働き)」という言葉は単に区別するために存在するのであって、分類して双方を比べることに無理があるなぁ…と。
ましてやそれが「差別」につながったり、双方で意味もなくネット上で炎上しているのを見ると、やっぱり気分が落ち込んでしまいますよね。
そんな筆者ですが、昔は専業主婦にひたすら憧れていました。
考えが古いのかもしれませんが、夫が外で気持ちよく仕事ができるように妻は家を守る。そして子どもたちとの時間をたっぷりと確保できるような環境に憧れていました。
今は当時と考えも少し変わっていますが、やはり子どもが小さなうちはなるべく家に居たいと思ってしまいます。
さて先ほど言ったように、専業主婦と共働き主婦、世の中の主婦をたった「2つに分類」して論争するのは、とても乱暴だと思いませんか。
今回、クラウドソーシングサイト等を通して、専業主婦・共働き主婦の方々にアンケートへ協力していただきました。
なるべく募集の期間などを変えて、異なるサイトなどを通してアンケートを取りましたが、総数が少ないのでこのアンケート結果が全てという訳ではありません。
よってあくまでも参考程度に見ていただきたいのですが、意外にも主婦の想いや悩みがたくさん見える結果となりました。
アンケート結果は本当に十人十色。
当たり前ですよね!
便宜上、専業主婦・共働き主婦と区別してアンケートを取りましたが、そこには誰一人として全く同じ状況の人はいませんでした。
それでも、そのアンケートからは共通する一つの想いが見えてきたのです。
皆さんの思いに共感して涙しそうになりながらアンケートをまとめました。
本日はその内容をお伝えいたします。
専業主婦と共働き主婦にどのようなアンケートをとったのか
少し前になりますが、いくつかのクラウドソーシングサイトなどを介して、主婦の本音を聞くアンケートをちょこちょこと取っていました。
専業主婦か共働きか、子どもの人数や現在の収入、その他あまり人には話したくない悩みなども出来る限り書いていただきました。
アンケートの結果を見る限り、ほとんどの方が実際の状況と本音を書いてくださっているように思います。
例えば、こちらの出した条件を満たしていない、全く境遇の違う人がアンケートに答えることも可能ですが、後からプロフィールなどを確認した限りではそのような方はほぼいらっしゃいませんでした。
よって、リアルな声が届いているはずです。
割合は専業主婦と共働き主婦、半数くらいに分かれました。(少し共働き主婦多め)
アンケートの目的は、今の生活に満足している人や満足していない人の、生活の状況を知ることです。
「専業主婦」「共働き主婦」と区別してアンケートを取っていますが、もちろん分類してただ比較したいがためにアンケートを取ったのではありません。
アンケートにはそれぞれの家庭の状況から見えてくる主婦の思いや悩みが詰まっていました。
(人と比べることなく、それぞれの幸せを見つけていくにはどうしたら良いのか)ということを、アンケートから考えていきたいと思います。
時代の移り変わりと共に主婦の立場も変化している
主婦の意味を調べてみました。
しゅふ【主婦】①一家の主人の妻。② 一家の家事をきりもりしている婦人。女あるじ。
広辞苑 第七版 岩波書店
最近は「主夫」という言葉も加わり、少数派ではありますが家事や育児を主に行っている男性もいらっしゃいます。
今回は女性の「主婦」にのみアンケートを取りました。
時代の移り変わりとともに「主婦」の立場も変化してきたと思いますが、「女性の社会進出」が当たり前となっているにもかかわらず、育児や家事の負担は女性側に大きく傾いているのが現状です。
その中で社会と家庭の板挟みになり、辛い思いをしている主婦が多いのではないかと思います。
日本の社会の仕組、土台がもっと変わらなければ、この中途半端な状態はまだまだ続いていくのかなと感じています。
昭和50年代とどう変わった?
冒頭で筆者は専業主婦に憧れていた、ということを書きました。
今でも(主婦に専念できる生活を不安なく送ることができたら、とても幸せだろうな)と思います。
日本の高度成長期時代は、国の政策として「性別による役割分業」が推し進められ、結果として専業主婦が当たり前の世の中が形成されていました。
その後の、筆者が幼少時代であった昭和50年代においても、専業主婦世帯が共働き世帯を大きく上回っていました。
それがバブル期あたりから逆転し始め、平成4年頃からは共働き世帯が専業主婦世帯を上回っています。
厚生労働省資料より画像引用
もちろん女性の社会進出は喜ばしいことですよね。
ヨーロッパなんてほとんどの女性がずっと働き続けるといいますし。
ただ日本においては土壌が不安定だったのか、働き始めた女性のほうに一気にしわ寄せが来たような気がします。
結婚している世帯での「家事にかかわる時間」の男女別グラフを見てください。
女性の家事にかかわる時間は、男性のそれと5倍以上の差がついています。
厚生労働省資料より画像引用
これまで通り家事や育児をしながら、さらに外で働かなければいけない状況は、当事者にとっては本当に大変なことなのです。
昔に比べたら便利な家電が増えたかもしれませんが、それ以外に主婦がやらなければならないことってめちゃくちゃあるんですよね。
「名もなき家事」という言葉がメディアで一瞬取り沙汰されましたが、「掃除」と一言で言っても無数にありますから…
それだけが理由ではありませんが、女性が働く世帯が増えたといっても、ほとんどはパートなどの短時間労働です。
そして近年は、夫の収入だけでは余裕のある暮らしがとてもできないという理由で、やむを得ず働いている主婦もたくさんいるのです。
昭和50年代やそれ以前は、実は今よりも女性が働くか働かないか、【選べる時代】だったのかなと思ったりもします。
筆者の祖母は働くのが好きで、働きたいときに働いていました。しかもとても楽しそうに。
ある時は保険の外交員、ある時は映画館のチケット売り場、ある時は喫茶店のお手伝い…。
祖母は祖父の収入がたくさんありましたので働かなくとも暮らしていけましたが、たまに仕事をしてリフレッシュしているような印象でした。
働くか働かないかを、自由に選択できていたんですよね。
そんな祖母を、筆者もなんとなく羨ましく見ていました。
今はよほど夫が高収入でない限り、主婦に選択の余地はありません。
個人的な本音を言えば、夫の給料だけで家族が不自由なく暮らせる状態が一番平和なのではないかと思っています。
もちろん働きたい女性は働ける世の中。
主婦の収入は貯蓄に回したり、家族のためや娯楽のために使ったりと、心の余裕を保つための「プラスα」的なものであれば良いですよね。
男女平等といいますが、男性と女性の役割は区別するべきです。
夫の給料が低い家庭の女性は、本当に疲弊していますよ。精神的にも肉体的にも。
これでは少子化も歯止めがかからないと思います。
日々の暮らしにお金がかかりすぎるのに、夫の給与は上がらない
我が家もそうですが、夫だけの収入ではとても余裕のある暮らしはできない、という家庭は多いのです。
住宅ローンに教育費、毎月の光熱費や税金はとても高い…。
夫の賃金は上がらず物価ばかり上がってきているわけですから、しんどいんです。
【どうしても働かなくてはいけない状況】と、【働かなくてもいいけど働いている状況】では、精神的にかなり違うんですよね。
また小さい子供がいる世帯では特に母親への負担が増します。
共働き賛成!女性の社会進出を応援!などという風潮とともに、保育園の整備や子育て支援に関してはずいぶんと恵まれている世の中になりましたが、そもそもの土壌がしっかりしていないので、働く主婦の立場がグラグラと危ういんですよ。
自分が倒れたらそれこそ終わる、ギリギリでの戦いです。
小さい子を抱えて、仕事と主婦業と育児をいっぺんに毎日エンドレスにするって、どれだけ大変なのかって話ですよね。
働くのか働かないのか「選べる」社会になってほしい
今の日本のような状況であれば、もう少し「選べる社会」だったらいいなと思います。
子どもが小さい時は主婦業に専念して、夫の収入で普通に暮らせるように。
もちろんキャリアを続けたい人は国や会社の援助を得て無理なく続けられるように。
そして一度子育てでキャリアから遠ざかった人も、また元の職場と近い環境に戻れるように。
こういうことが「わがままだ」と思われない社会に。
女性は一度正社員を辞めてしまうと、また同じ場所に戻ることが非常に困難です。
もちろん、周りから熱望されて元の職場に復帰する人もいるかもしれませんが、大多数はそうではないと思います。
共働き世帯を国が推進、援助してくれるのは良いのですが、育児に専念したい人や理解のない会社で肩身の狭い思いをしているワーママには選択肢が無くなっているんですよね。
夫の収入だけではやっていけないから働くしかない、本当は今は働きたくない、そう思っている主婦はたくさんいると思います。
また最近の話題ですが、社会保険の適用範囲についても変わる可能性が出てきました。
夫の扶養内で細々と働いているのに、国はもっと働けと言わんばかりに厚生年金の適用をパート主婦層まで拡大しようとしています。
(※2024年10月から適用拡大となりました)
今までは夫の社会保険に被扶養者として加入出来ていたものが、自分のパート代から社会保険料を支払わなければならなくなるということです。
もちろんこの高齢化社会、年金の収入源を確保することも大事ですが…
少子化も含めて、日本はもう完全にバランスが取れなくなってきているんですよね。
社会保険に加入したら収入がガクッと減る。じゃあパートを辞めようか、といってもそれでは生活できなくなる。
では無理して時間を増やして働くしかない…。
そうやってまた、貴重な子どもたちとの時間や家事をする時間が減っていくんですよね。
ここで「専業主婦は楽なんだから働け」とか「扶養内パートはずるい」とか、その肩書だけを見て心無い言葉を投げかけるのはもう全部無しにしたいと思いませんか?
みんなそれぞれの立場・状況で色々考えて頑張っているんですもん。
専業主婦、共働き主婦のアンケート結果をグラフや表で見てみよう
では、アンケート結果を見ていきます。
数種類のクラウドソーシングサイトなどを使って、数回に分けて簡単なアンケートを取りました。
アンケートの内訳は以下の通り。
専業主婦 44人
共働き主婦 56人
皆さん、お子さんがいらっしゃる方です。(妊娠中の方も含む)
年代は20代~40代。
子育て真っ最中の方ばかりです。
アンケートに答えてくれた方については、専業主婦/共働き主婦の割合がほぼ半数ずつとなりました。
少しだけ共働きの方が多い結果となっています。
バランスよくアンケートが取れたかなと思っています。
世帯年収はどのくらい?
まずは「世帯年収」についてグラフにしてみました。
当然のことですが、共働き世帯の年収のほうが多めです。
共働き世帯で一番多い世帯年収は600万円~800万円。
そして専業主婦世帯で一番多いのは、500万円~600万円でした。
専業主婦の方に「現在働いていない理由」を聞いたところ、9割の方が「節約すればなんとか専業主婦ができるのでやっている」と答えました。
「(夫に)経済的な余裕があるので専業主婦をやっている」と答えた人は1割にも満たなかったのです。
今は子育てを優先したい気持ちと、経済的には本当は働きたいという気持ち、2つの気持ちで葛藤している主婦の姿が見えます。
これを踏まえて、次は共働き家庭の妻の年収を見てみましょう。
共働き家庭妻の年収分布図
それでは「共働き世帯」の妻の年収について円グラフにしたのでご覧ください。
これを見てお分かりのように、「100万円以下」がほぼ5割です。
所得税課税ラインが【103万円】ですから、そこで収まるような働き方をしている主婦が半数を占めました。
収入103万円以下ですと所得税がかからない上に夫の扶養に入れます。
※100万円以下は基本的に住民税もかかりません
これとは別に「社会保険の壁」があり、妻が働いている会社の規模にもよりますが、106万円の壁・130万円の壁などが存在します。
所得税、社会保険料(厚生年金、健康保険料等)が差し引かれるとかなり手取りが減ってしまうほか、夫の扶養から外れることで夫のほうの所得税減税の恩恵も受けられなくなります。
こういった理由で年収をあえて抑えた働き方をしている女性が多く見られるのです。
130万円を超えるくらいなら、もう少し収入を抑えて健康保険・年金も夫の扶養に入りたいと考えるのは当然のことかなと思います。
一方、年収が300万円だと単純計算で毎月のお給料が25万円程度になりますので、社会保険料が引かれても手取りは20万円以上です。
このくらいの収入を妻が得られるようになると、経済的には余裕が生まれますよね。
ただ、フルタイム社員で働くというのはそれなりに精神的・体力的な負担もぐっと増えます。
筆者は子どもが生まれてからは本当に毎日がキツく、2年で正社員の道をあきらめました。
もちろん職場環境にもよりますが、子どもが小さいうちは仕事の負担を少なくしたいと考える主婦は多いのではないでしょうか。
また共働き家庭で妻が400~500万円以上を稼いでいる世帯は、金銭的な余裕があると思われます。
よって家事代行を依頼したり、外食を多めにして妻の負担を減らしたりと、柔軟な対応ができるでしょう。
しかしそういった状況も都会の暮らしと地方の暮らしで変わってきますし、近くに頼れる人がいるかいないかでも大きく異なります。
相談・頼みごとが気軽にできる相手はいるのか
子育て中の主婦はともすると孤独になりがち。
核家族、という言葉すら当たり前になりすぎてあまり聞かなくなりましたが、現在は夫婦と子どもだけで暮らしている核家族が大多数を占めています。
それでも近くに自分の親や兄弟・姉妹がいてくれるとずいぶんと救われることも多いもの。
今回のアンケートで、「気軽に相談・頼みごとができる相手は近くにいますか?」という質問をしてみたところ・・・
専業主婦世帯においては、「いない」と答えた方が「いる」を上回りました。
アンケート総数が少ないこの結果だけでは何とも言えませんが、専業主婦という立場上、なんでも1人で抱え込んで孤独になりやすい環境があるのかもしれません。
私は子どもを保育園に預けていましたが、大変すばらしい保育園でした。
保育士さんは子どものことに真剣で心の底から愛情をもって接してくださり、親に対しても相談に乗ってくれたり温かい言葉で勇気づけてくれたりしました。
私は近くに親や兄弟がいなかったので、とても有難かったです。
共働き主婦は相談相手として、こういった保育園の先生なども精神的な頼りになるでしょう。
仕事を続けていく上で、頼りになる存在は無くてはならないものだと思います。
夫の家事や育児への関わり方はどの程度?
次に、夫の関わり方についてのアンケート結果を見てみましょう。
こちらも、専業主婦世帯と共働き世帯別にグラフにしてみました。
こちらも本当に各家庭それぞれで、専業世帯と共働き世帯を比較する必要は全くないものなのですが、ぜひ参考までに。
総括すると、
「夫の、妻依存度は高め」
という感じでしょうか^^
もちろんアンケートにもありますように、「率先して家事や育児をしている夫」「当たり前のように関わってくれる夫」もいますが、大多数が妻に依存しています。
「自分の身の回りのことさえ出来ないことが多い」
とか、おいおい!!って感じですよね。うちには子どもがもう一人おるんか!ってイライラしてしまいそう。。
またアンケートにも多数見られたのが、
「夫が休みの日もスマホばかり見ていて子どもの相手を全然してくれない」
というものでした。
夫も平日は仕事で疲れているのは重々承知ですが、家事を行っている妻には基本休みなどないのですから、もう少し関わってくれても良いのに・・と思います。
しかしこういった感じ方も「人による」「状況による」のですね。
例えば夫の収入がかなり高く、妻が自由に使えるお金にも不自由せず、子どもにも気にせずお金を使えることができる家庭の場合、「夫は仕事さえしてくれてたら家事と育児は文句言わず全部やります」と断言する女性もいらっしゃいました。
経済的なゆとりや自分で好きなことを出来る時間もある。全てがバランスよく保たれているからこそ、夫に多少不満があっても受け流せる精神的な余裕があるのでしょう。
また他には、家事や育児にダメ出しされるくらいなら手伝ってもらわなくていい、と仰る方も。
それもすごく気持ちが分かります。
うちもたまにダメ出し(夫はダメ出しのつもりではないのですが…)を食らいますが、これのダメージって半端ないですよね・・(涙
でもやっぱり家族はひとつですから。
できれば子育ても夫婦一丸となって、チカラと知恵を合わせていきたいものですよネ。
でも世の中の旦那さん!ダメ出しと説教は極力しないでいただきたい!
ちなみに筆者の夫は
「関わることは少ないが、決まったことはやっている」
でしょうか…。
私が苦手なことは全部やってもらっています。
また子どもとのかかわりに関しては割と積極的で、私の良き相談相手にもなっています。
うちは今のところそこまで不満はありませんが、もうちょっと夫に収入が増えたら嬉しいですけどね~
今の生活への満足度は?
次に「今の生活への満足度」についてのアンケート結果を見てみましょう。
こちらも便宜上、専業主婦と共働き主婦で分けてグラフにしています。
各世帯ともに「おおむね満足している」が一番多かったことは、やっぱりホッとしました。
一方でやはり気になったのは「全然満足していない。現状を変えられるなら変えたい」「あまり満足していない」という方たち。
その方々のアンケートを拝見していると、少し前の私のようで胸がキュッと締め付けられるような感じがしました。
その方々の意見を少しピックアップして載せますね。
【今の生活に全く満足していない。状況を変えられるなら変えたい】【あまり満足していない】という方々の意見(抜粋)
働いて自分で生きていける収入が欲しいが、働きに出れば子どもたちに負担がのしかかるのでまだ出来ない。
子どもが小さくまだ仕事をする決心がつかないが、在宅で稼げる仕事があったら嬉しい。
マイホームを買って子どもたちと楽しく自由に暮らしたい。
自分で好きなものを買ったり旅行に行ったりしたい。
無駄遣いはしないから一生安心して過ごせる貯金が欲しい。毎月の支払、家賃や光熱費、保険料など本当にキツイ。夫とお金のことで毎回喧嘩になってしまう。本当はいつも仲良しでいたい。
仕事での人間関係が苦手なので、お金に余裕があるなら一生専業主婦でいたいです。
子どもたちに気兼ねなくクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントを買ってあげたい。
子どもに食べさせる季節のフルーツなどもなかなか買えない生活、毎日節約とお金のことしか考えていない生活に疲れてしまった。
子どものとの時間を増やしたい。でも子どもがやりたいことを何でもしてあげるためにはお金が必要だから、働きたくないのに働くしかない。
金銭に余裕が無いので、子どもたちのためにも結局自分の服や化粧品を我慢するしかない。自分の時間や自由に使える時間とお金が欲しい。
趣味を生かした在宅で稼げる仕事をして、安定した収入を得たい。
やはり満足度の低い方、ほとんどの方が「金銭的な余裕、時間的な余裕がない」ということでした。
働けばその分時間が無くなり、働かなかったらお金が無くなる。
どちらも子どものために必要なものなのに、両方を安心して手に入れられる方法はないのか…
本当に私も同じようなことでずっと悩んできたし、一時期は本当に病みそうになるくらい家計がひっ迫していたこともあるのですごく気持ちが分かります。
主婦は家計が苦しくなると、まず自分のことから節約を始めます。
洋服や化粧品は最低限のものしか買いませんし、食べるものだってまずは子ども優先。
そして夫とはお金のことで険悪な雰囲気になる…。
お母さんは大変なんやなあ。でも、自分の身体も心も大事にしてほしい
また「あまり満足していない」方の中には、「将来の漠然とした不安が消えない」という方もいらっしゃいました。
「今は夫の収入もあるし自分も働いていて経済的な不自由はないけれど、教育費や留学費用など、子どもにやりたいことを全てやらせてあげるには今の収入ではとても無理。」とのことでした。
私から見るととても裕福な世帯でしたが、その方はその方なりにまた悩みがあるのです。
子どもを医学部などに進学させようとすると莫大な費用がかかりますよね。
お金のせいで子どもの夢を断ち切りたくないという思いなんですね。
また裕福な家庭は必然的に周り(子どもの学校関係や親類など)にも裕福な家庭が多くなるので、私からは想像できない悩みがあるのだと思います。
アンケートには、本当に家庭それぞれの悩みがありました…。
もちろん「仕事が好きでイキイキ働いている」という方もいましたが、とても少数でした。
子どもが小さいうちはできるだけ一緒に過ごしたい。
働くなら在宅で無理のない範囲で働きたい。
働かなくていいのなら、今は働かずに子育てに専念したい。
そういった声が多数見られました。
専業主婦、共働き主婦のアンケート結果から見えてきた一つの想い
今回100人の方に行ったアンケートから見えてきたのは、主婦の「想い」でした。
さまざまな生き方がある中で、「専業主婦」「共働き主婦」と分類して比べることに何の意味もないことも改めて分かりました。
状況がどうであれ、自分たちの想いが満たされているのか、バランスよく身体と心の均衡が保たれているのか、それが重要なんですよね。
贅沢ができない毎日でも、大切な子ども、仲の良い夫がいることで満たされた気持ちで暮らしている方も多かったのです。
さてこのように今回の100人の方はそれぞれが様々な環境と状況におかれている方たちでしたが、全ての方に共通して見えてきたひとのことがありました。
それは「子どもたちへの想い」です。
これは本当に、100人全員のアンケートから感じ取ることができました。
アンケートを読みながら胸にグッときてしまうことも。
「子どもには好きなことをやらせてあげたい」
「子どもには不自由のない生活をさせてあげたい」
「子どもの将来のために頑張って働いている」
皆さん悩みつつ、葛藤しつつ、旦那さんに不満をもらしつつも、子どもには輝く希望を見つけています。
皆大げさでなく、子どもに「生きていく理由」を見出しているように思いました。
自分自身のための望みは、「少し自由な時間があったらいいな」「たまに友達とカフェに行きたい」…そんなささやかなことでした。
常に子どものことを大切に想っている気持ちが伝わり、私は1人で勝手に共感してしまって泣きそうになったという訳です。
専業主婦・共働き主婦関係なく、自分が心地よく生きていける道を目指したい
今回のアンケートに答えてくださった方はもちろん、世の中の主婦はほとんどの方が「家族仲良く幸せに暮らしていきたい」と望んでいると思います。
つつましくてもいいから、そこまで節約せずとも普通に幸せに暮らしていける生活。
二度と取り返せない「子どもとの時間」がたっぷりとれる生活。
夫と仲良く暮らしていく生活。
そこにプラスαで、たまに自分が好きな洋服を買ったり、週に一回くらいは外食をしたり、趣味にお金を使ったりできたらそれで大満足、という方が多い印象でした。
またアンケートにも多かったのが、「在宅ワークがしたい」という方でした。すでに始めている方もいらっしゃいましたよ。
私もどうにか働き方を変えたくて在宅ワーク(WEBライター)の道を選び、5年ほど経ちました。
子育て中の主婦が自由な時間とプラスαの収入を得るには、やはり「在宅ワーク」が適しています。
私は明らかに、外で働いていた時よりも自分の時間、自由な時間が増えています。
家事・育児との両立もストレスなくこなすことができるため、心に余裕も生まれています。
いきなり大きな収入を得ることは難しいですが、月10万円~20万円程度を在宅ワークで稼ぐことは決して難しくありません。
このブログでは何度も言っているのですが、「人生は一度きり」。
子どもとの時間も、一瞬一瞬が【かけがえのないもの】ですよね。
今は専業主婦をしている方も、いずれ在宅ワークで独立するために少しずつスタートしてみても良いでしょう。
専業主婦も共働き主婦も気持ちは一緒!
家族と自分が心地よく楽しく生きていきたいから、働いたり、今は働かず育児に専念したりしているのです。
どちらの生き方も選択することができて、誰に負い目も感じることなく生活できる世の中になることを望みます。
それでは本日はここまでとなります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。