副業を始めたは良いけれど、取り込んだ洗濯物はソファの上に積みっぱなし。
片付けても片付けても散らかる部屋。
すぐに溜まる家具の上のホコリ。
そんな部屋をぼんやり眺めながら、どうにか副業に充てる時間を作り出せないかと考えている、育児とパートで毎日クタクタだった6年前の私。
これ以上自分に時間などあるわけはない、と思っていました。
でも逆に、「限られた時間」が自分の潜在能力を引き出してくれることがあります。
本日は副業時間を作る「3つ」の方法をお伝えします。
「私には時間なんて無い」という固定概念を捨てたら、その瞬間から少しずつ人生が変わっていきます。
副業で収入が得られたら、またそれをキッカケに新しいことにチャレンジしたくなります。
そしてさらに収入が増えて行ったら、本業として自分でビジネスを始める道が開けるかもしれません。
育児も仕事も副業も、全てを手に入れるための道を一緒に探っていこう!
挑戦することで毎日は一転、キラキラと輝いてきます。
副業の重要性と育児・仕事との両立
「副業ではなく、いきなり専業で始めてはどうだろうか。そのほうが自分を追い込めるし、効率が良い気がする。」
私は最初、そのように思っていました。これ以上時間は作れないと思い込んでいたのです。
しかし、在宅ワークの知識も経験もない私にそんな無謀なことが出来るわけもなく…。
よって私は不安を抱えつつもパートと並行しつつ副業を始めたのですが、結果的にこれが良かったのです。
副業がもたらすメリット
副業という言葉はもう一般的になりましたが、今一度自分にとっての「副業」の意味を考えてみます。
最初は「収入を増やしたい」という目的であったとしても、副業が自分にもたらすメリットはそれだけではありません。
大きなメリットの一つはこちら。
自分をアップデートできる
つまり、副業は単なる収入源にとどまらず、自分自身をより強くしてくれる「自己成長の場」だと言えます。
成長できると、自分の内側から自信が沸き起こってくるのを感じます。
私は正社員の道を閉ざされた途端、何者でもなくなった自分が無価値に思えて仕方がありませんでした。
「〇〇株式会社の~」という肩書が無くなってしまったことで、一気に自信をなくしてしまった私。
でも副業を始めることで新しい自分を発見でき、成長することで自信を得られました。
「〇〇株式会社の私」という幻のような価値ではなく、一生変わることのない自分自身の価値を得られたような気持ちです。
育児や本業と両立する意味
本業をしながら副業を始めるのは大変です。育児をしている人はなおさら。
それでも、今の収入と生活スタイルを変えることなく「副業」を始めてほしいと思います。
副業は手探り状態から始まります。
最初に手を出したものがうまく行くとは限りませんから、短いスパンで目標を持ち、途中で無理だと思えば修正する必要があります。
その時に安定した収入があれば落ち着いて考え直す時間が生まれますが、収入が無い場合は途端に切羽詰まってしまい、精神的に追い詰められてしまいます。
私は正社員を辞めたあとに副業を始めましたが、パートのお仕事と並行していました。
パートの仕事は時給ですから、働いた分は必ず給料がもらえます。
いずれ副業が軌道に乗ってくれば、本業を辞める方向性も探ることができます。
まず、副業はあくまでも副業としてスタートさせましょう。
副業時間を作る3つのコツ
- 無駄な人付き合いを極限まで減らす
- 目的の優先順位をはっきりと決める
- 仕事の効率を引き上げる
時間は限られているので、今までの時間の使い方を少し変える必要があります。
どこかを切り捨てなければ時間は作れませんが、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。
一つずつ解説しますね。
無駄な人付き合いをする時間を減らす
「無駄な人付き合い」というと、とてもドライなイメージを持つかもしれません。
でも時間を作り出すには、ここでハッキリと線引きをすることが重要です。
以下のような時間があったら、意識的に減らしてみてください。
- 何も共通の興味や目的がない人との時間
- 自分の夢を否定してくる人と付き合う時間
- 相手のために自分を犠牲にしてまで関係を維持しようとする時間
- SNS上の浅い友人関係に費やす時間
- お互いに優劣を気にしあうような関係の人との時間
- 義務感で無理に人と付き合う時間
- いつも愚痴を言うなど、ネガティブな影響を与える人との時間
- 不毛な夫婦喧嘩の時間
私は性格上、どうしても無駄な人付き合いをしがちでした。
HSP気質なので、誰にも嫌われたくないというくだらない理由で自分を他人に合わせていましたから。
会社の飲み会も断れなかったし、行ったら行ったで帰りづらくなって2次会まで付き合ったり。
会社や人に対する愚痴しか言わない人たちとの食事会なども苦痛でしかありませんでしたが、なぜか参加していました…。
ただただ疲弊し、時間とお金が無駄に消えていきました。
最後の「不毛な夫婦喧嘩」というのは、ちょっと無駄な人付き合いとは異なりますが…
夫婦喧嘩ってすごく些細なことから始まります。
根底に何かしらの不満や問題を抱えていると、あることをきっかけにそれが浮上してきて喧嘩になりませんか?
夫婦喧嘩って無駄に長引きますし、お互い感情的になって言わなきゃいいことまで言ってしまったりして本当に不毛ですよね。
だから、根本的な不満があったら、普段の会話や話し合いの中で解決しておくこと!
もう、これに尽きます(笑
夫とは一緒に暮らし始めて20年以上経ちますが、もう喧嘩はほとんどしません。
最後は個人的な話になってしまいましたが…
時間は有限です。
副業をきっかけに、自分の人間関係を見直すことはとても有益だと思います。
やることの優先順位をハッキリと決める
この優先順位を明確に決めておくと、自分も行動しやすくなるのでおすすめです。
重要度や緊急度を基準に考えると良いと思います。
以下の図は、私が副業を始めた時にノートに書いていたものを図に起こしたものです。(一例)
左上:勉強(スキルアップ)、副業、ピアノ(趣味)
右上:子どものこと全般、パート、ご飯作り、犬の散歩
左下:ゲーム、SNS眺める時間、お酒を飲む時間、録画したドラマを見る時間
右下:細かい場所の掃除、ネットショッピングのタイムセール、食材の買い足し
副業を始めた時は、左下の(緊急度も重要度も低い)項目に費やす時間はほとんど捨てました。
ただし、今後もずっとこの「左下」の項目はやっちゃいけないのか、というとそうではありません。
副業が軌道に乗って時間が上手く使えるようになってきたら、またやったっていい。
実際、現在の私は、左下の項目にも時間をたくさん使っています^^
また、緊急度は高いけど、そこまで重要ではない右下については、普段からの対策でカバーできるので重要度を低く設定しました。
肝心の「副業」ですが、重要度は高いものの緊急性は低めということで左上に含めました。
本業があるからこそ、副業はこの位置で問題ないのです。
また、ピアノを弾くなどの趣味の時間はある程度確保しました。
趣味の時間に緊急性はないですが、自分にとっての「心の安定剤」ということで、重要度は割と高いと思っています。
息抜きにそこまで時間を割くことは難しかったですが、自分の心や気持ちを解放できる時間がないと、結局効率の良い仕事もできなくなってしまいます。
ちなみに我が家にはアップライトのピアノがありますが、音が大きいため弾ける時間が限られています。
よって私は電子ピアノを購入していつでも弾けるようにしました。
このように私は優先順位を明確にすることで、精神的な負担を減らしつつ副業時間を作っていました。
仕事の効率を引き上げる
仕事の効率を引き上げるには、普段の自分の生活ペースを安定させることが重要な鍵です。
- 睡眠と食事をしっかりとる
- タスクを可視化して管理する
- こまめな休憩で頭をリフレッシュ
- 作業を習慣化する
- 短期的な目標を設定する
- 専用の作業スペースを作る
健康であることは最優先事項です。
効率云々の前に、体調が良くないと全てのペースが乱れてしまいます。
また私が個人的にとても有効だったのは、専用スペースを作ったことと、タスクを可視化したこと。
専用スペースはリビングの一角に作りました。小さいですがシンプルな白いデスクにPCを置き、大好きな色の椅子を置きました。
デスクの横には大きな観葉植物を置いて、リビングの一角でありながら緩やかにスペースを区切っているので、リビングに家族がいても集中できます。
それまではダイニングテーブルの上にノートPCを置いて作業していたのですが、なぜか気が散って仕事がはかどらない…。
専用のデスクと椅子を置いてからは、本当に大好きな仕事スペースとなりました。
またタスクの可視化はとてもシンプルなことですが、絶大な効果がありました。
スケジュールにやることをただ書き込んでおくだけです。
スケジュールはいつでもすぐに開けるようにデスクトップのタスクバーに入れておきます。
ポイントは「無理に詰め込まない」こと。
予定していたタスクが完了すると、それだけで気持ちがすっきりとしてモチベーションの維持にも一役買います。
育児との両立に向いている副業の業種とは
育児と両立しやすい副業は、自宅で仕事ができる業種であることが大前提です。
私はパートと並行して自宅でできるWEBライターを始めましたが、スキマ時間をフルに活用して収入を上げていくことができました。
WEBライターが軌道に乗ってきてパートを辞めた後は、ブログも始めました。
WEBライターとブロガーには共通する部分も多く、双方のメリットを生かせるのでおすすめです。
WEBライターはフロー型業務 → 働いた分収入が得られる
ブログはストック型業務 → ある程度ストックが積みあがれば、継続的な収入が見込める
どちらかが停滞したとしても、補い合うことができます。
もちろんWEBライター以外にも在宅で副業可能なお仕事はたくさんあります。
私は一時期、知り合いの会社の事務的なお手伝いをしていたこともありました。
経費データ打ち込みや書類作成などのごく簡単な業務でしたが、月に5万円ほどいただいていました。
おすすめの在宅ワークについては以下の記事でも紹介していますので、お時間があるときにご覧になってください。
どうしても副業と本業が両立できない!壁にぶつかったときは
なんとか副業を始めてみても、どうしても時間が作れなくて壁にぶつかってしまうことはあるでしょう。
特に子どもがいる方は「育児」という最優先事項がありますから、仕事との板挟みで悩みも大きくなりがちです。
しかし基本的には、本業を辞める選択肢は選ばないほうが得策です。
前述したように、安定した収入が無くなると精神的に追い詰められてしまうからです。
不安定なメンタルのまま何かの仕事を軌道に乗せようとしても上手くいきませんよね。
副業と本業が両立できずに行き詰ったときは、まずは「本業」を優先させましょう。
やはり会社員という立場は強力です。
社会保険、厚生年金、ボーナスに有給休暇。
もし何かあって休業することになれば、休業手当なども受け取れます。
安易に会社員という立場を手放してしまうのはおすすめできません。
世の中には、副業の収入が本業の収入を超えていても「本業は辞めない」という人もたくさんいます。
バランスさえ取れれば、実は「本業+副業」が最強です。
また、本業が「パートタイマー」である、という方はどうでしょうか。
副業の時間をもう少し確保したいという場合は働く時間を減らしてもらうなど、正社員よりも融通が利きますね。
私は正社員を退職した後はパートで働いていましたので、副業が軌道に乗ってきたころにシフトを減らしてもらいましたが、すぐに辞めるということはしませんでした。
いずれも、副業を始めたばかりで辞めてしまうのは時期尚早。
不安要素なく継続していくことが大切なので、まずは副業の目標は小さなものに設定し、コツコツと成果を積み上げていきましょう。
上手く時間を使って、あなたらしい働き方で副業を始めよう
本日は、育児や本業で忙しい方が上手に副業時間を作るコツをお伝えしました。
それでは本日のおさらいです。
副業時間を作る3つのコツ
- 無駄な人付き合いをする時間を減らす
- やることの優先順位をハッキリと決める
- 仕事の効率を引き上げる
副業をバランスよく生活の中に取り込むことができれば、いずれはその道を本業にする選択肢も出てくるでしょう。
多様な人生が選べるようになった今こそ、副業からあなたらしい働き方を見つけていただければと思います。
育児も仕事もあきらめない!その挑戦する姿勢が、きっとあなた自身を輝かせてくれます!
それでは本日はこの辺で^^