本記事は、WEBライター初心者さん向けの「ライティング術」についてのお話です。
このシリーズでは、毎回さっと読めて、すぐに活かせるライティングTipsをお伝えしています☆
本日は…
「は」と「が」の使い分け、できていますか?!
このテーマでお話します。
この記事を書いているのは
ぼっちと申します。2019年からWEBライターをしています。
悩みに悩んで10年以上続けた正社員を退職した後、パート・育児と両立しながらWEBライターの道へ。その後収入を伸ばし、半年後にパートをやめることができました。
現在ではブログ運営でも毎月一定以上の収入を得ています。
子供を抱えながらの仕事で悩んでいる主婦に向けて、WEBライターや副業の始め方を中心に情報発信しています。
これは、誰のことを言っている文章でしょうか?
では、「誰が?」ということを考えながら、次の文章を読んでみてください。
【例文1】
何故あなたは美味しいご飯を食べると、
にっこりしてしまうのだろう。
この文章から、「にっこり」しているのは誰でしょうか。
これは普通に読めば
「にっこりしているのは」「あなた」だということが分かります。
美味しいものを食べると、ついつい笑顔になってしまう「あなた」。
なぜあなたは、美味しいものを食べるとそんなににっこりしてしまうんですか?
という文章です。
では、この文章を以下のように変えるとどうなるでしょうか。
【例文2】
何故あなたが美味しいご飯を食べると、
にっこりしてしまうのだろう。
この文章で、「にっこりしてしまう」のは誰でしょうか。
これは、この言葉を発している「私」ですよね。(私という言葉は出てきませんが)
美味しいご飯を食べている「あなた」を見ていると、どうして「私は」にっこりしてしまうんだろう、と言っています。
最初の文と次の例文では「は」と「が」が違うだけなのですが、意味が全然違ってきます。
ポイントは?
「が」はその直後にある述語にだけ影響しますが、
「は」のは直後だけではなく、もっと後にある述語にまで影響する場合があるということなのです。
【例文1】
何故あなたは美味しいご飯を食べると、
にっこりしてしまうのだろう。
あなた → 美味しいご飯を食べると
あなた → にっこりしてしまう
と「あなた」が両方の述語に影響しています。
対して、
【例文2】
何故あなたが美味しいご飯を食べると、
にっこりしてしまうのだろう。
あなた → 美味しいご飯を食べると
(私)→ にっこりしてしまう
「あなた」は直後の述語「食べる」だけに影響し、
「にっこりしてしまう」のは、その文章には記載されていない「私」なんですね。
こうやって考えているととても面白いですよね。
「は」と「が」が一文字違うだけで、全然意味が変わってくるんですから。
係助詞の「は」には、【提示】の役割がある
それでは、次の例文を見てみましょう~!あと一つで終わります^^
【例文1】
ここの中華料理店はチャーハンが旨い。
この文章での主語は何でしょうか?と問われると、(うーん…)となってしまうかもしれません。
主語は・・中華料理店?チャーハン?
ここでの「は」は【係助詞】といって、必ずしも主語を表すものではなく、【主題・題目の提示】の役割をすることがあります。
たくさんある中華料理店ですが、その中から「ここの中華料理店」という風に取り出して、主題に挙げているんですね。
ここの中華料理屋については、チャーハンが旨い。
と言い換えると分かりやすいかもしれません。
よって、ここでの文章の主語は「チャーハン」で、述語は「旨い」になります。
では次の文章はどうでしょうか。
【例文2】
ここの中華料理店はチャーハンは旨い。
こちらは「チャーハンは」とすることで、色んなメニューのなかからチャーハンを主題として取り出しています。
またニュアンス的に、
「ここの中華料理店は、チャーハンは旨いんだけど…餃子がいまいちないんだよね」
…みたいな気持ちも読み取れますよね。
「は」と「が」だけで文章の意味合いが大きく変わってくるのは、本当に面白いです。
「は」と「が」の使い方、今日のポイント
今日のポイントは、「は」と「が」の使い方次第では主語がおかしなことになるよ~!ってところでした。
普段気にせず使用している「は」や「が」ですが、WEBライティングの記事やブログ記事などを読み返してみて、おかしな使い方になっていないか確認してみてくださいね。
それでは本日はここまでとなります。
読んでいただいてありがとうございました!