本記事は、WEBライター初心者さん向けの「ライティング術」についてのお話です。
このシリーズでは、毎回さっと読めて、すぐに活かせるライティングTipsをお伝えしています☆
「臨場感あふれる、生き生きとした文章を書くには?」
本日は、こういった簡単なコツをご紹介しますね。
この記事を書いているのは
ぼっちと申します。
2019年からWEBライターをしています。
悩みに悩んで10年以上続けた正社員を退職した後、パート・育児と両立しながらWEBライターの道へ。
その後収入を伸ばし、半年後にパートをやめることができました。
子供を抱えながらの仕事で悩んでいる主婦に向けて、WEBライターや副業の始め方を中心に情報発信しています。
文章をテンポよく読んでもらうには「臨場感」と「動き」のライティングを
WEBライティングでもなんでも、自分が人に向けて書いた文章なら出来れば最後まで読んでもらいたいもの。
例えば自分の体験談などを書く場合には、基本的に「過去形」で文章を作成することになります。
「~~しました」
「~~でした」
「よって~~だと思いました」・・・
過去形ばかりが続くと、どうしても単調で幼い子供が書いたような文章になってしまいますよね。
そこで取り入れていただきたいのが、
過去の文章の中に、「現在形」を取り入れる
ということ。
筆者は文章を書いた後で必ず読み返しますが、(なんかテンポが悪いなあ)と引っかかるところが毎回出てきます。
そういう箇所は、だいたい過去形でずらずらと文章が連なっていることが多いのです。
そういう場合はちょこっと「現在形」の文章に書き換えてあげると、途端に全体の文章に動きが出て、読みやすくなります。
人がつい読み進めてしまう文章には、臨場感、ライブ感、動きとテンポがあります。
それでは例文を見てみましょう。
幼稚な印象の文章を一瞬で生まれ変わらせる【例文あり】
【例文】
念願の春になった。近くの公園でも桜が咲いていた。
私は犬を連れて散歩に出かけることにした。
公園ではたくさんの花見客がシートを広げて満開の桜を見上げていた。
ぽかぽかとした春の陽気と人々の楽しげな声がとても心地良かった。
こちらの気分も高揚した。
その後私と犬も公園のベンチに座り、一緒におやつを食べながら桜の木を眺めた。
感想文、体験談、日記…等々。
なんでも文章を書くときは必然的に「過去形」を使うことが多いですよね。
しかし過去形ばかりが続くと、上のような少し幼稚で単調な印象の文章になってしまいます。
また文章全体が客観的な感じになるので、読み手は「外側」から見ているような感覚になり、「臨場感」が乏しくなります。
読み手にまるでその場にいるかのような感覚を与えるには、少し文章に工夫が必要です。
【訂正例】
念願の春になった。近くの公園でも桜が咲いている。
私は犬を連れて散歩に出かけることにした。
公園ではたくさんの花見客がシートを広げて満開の桜を見上げている。
ぽかぽかとした春の陽気と人々の楽しげな声がとても心地良かった。
こちらの気分も高揚してくる。
その後私と犬も公園のベンチに座り、一緒におやつを食べながら桜の木を眺めた。
ほとんど変えていないのですが、すこし文章に「臨場感」が出ましたよね。
たった三か所、過去形を現在形に訂正しただけです。
読み手が主人公に感情移入して、「ライブ感」を感じられるようになりました。
今日のライティングポイント
今日のポイントは
過去の話を書く時でも、現在形をうまく取り入れると「臨場感」が出てくる
もちろん文章には「これが正解だ」ということはありません。
色々な書き方をしてみることで、自分らしい文章が書けるようになると思います。
ブログを書く時でもWEBライターとして記事を書く時でも、文章に動きを出す工夫をしてみましょう。
すると、テンポ良く最後まで読んでもらえるようになります。
なんだか文章が単調だったり幼く感じた時は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
それでは今日はこの辺で!