- WEBライターを始めたいけど、分かりやすい文章を書くのが苦手…
- 文章の組み立てが上手くできなくて、ライティングに時間がかかる…
- 途中で何を書いているのかが自分でも分からなくなる…
このような悩みをかかえているWEBライター初心者さんは多いのではないでしょうか。
こういった悩みは、PREP法の書き方を知るだけですんなりと解決することがあります。
なぜなら「書き方が明確になり、文章を書く時に迷いがなくなるから」です。
この記事では例文を使って、PREP法の書き方をやさしく解説しています。
- 今回の記事でわかること
- PREP法の基礎とやさしい書き方
PREP法のメリットとデメリットを知って活用する方法
PREP法を使ったWEBライティングの書き方(例文あり)
WEBライター初心者さんでも、きっとスラスラとライティングできるようになります。安心してくださいね。
この記事を書いているのは
ぼっちと申します。
2019年からWEBライターをしています。
悩みに悩んで10年以上続けた正社員を退職した後、パート・育児と両立しながらWEBライターの道へ。
その後収入を伸ばし、半年後にパートをやめることができました。
子供を抱えながらの仕事で悩んでいる主婦に向けて、WEBライターや副業の始め方を中心に情報発信しています。
PREP法とは
- PREP法とは
- どんな人が読んでも理解しやすい、論理的な文章を作成するための手法(書き方)のこと
PREP法はWEBライティングだけでなく、面接やプレゼンテーションなど様々な場面で活用されています。
PREP法は主に以下の要素で構成される
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(結論)
WEBライティングにおけるPREP法
WEBライティングにはいくつかのフレームワーク(型)や法則がありますが、まず覚えるべきはこの「PREP法」での書き方です。
PREP法を知るだけでライティングの力がグンと上がり、読みやすくて説得力のある文章が書けるようになります。
PREP法を応用すれば、相手の心に刺さる文章だって書けますよ。
なにより、格段に文章が「書きやすく」なるのを実感すると思います!
PREP法の基本的な書き方
【Point】
まず、話の「結論」をズバッと書きます。
読者はまず結論を知ることで、その話自体に興味を持ちます。「内容を詳しく知りたいな」と思うでしょう。
【Reason】
その結論に至った「理由」を書きます。
読者は「ふむふむ。そういう理由から、あの結論になったんだ」と知ります。
【Example】
結論と理由をふまえて具体的な例をしめすことで、結論自体の信頼性を高めます。
読者は「理由の根拠はこれなのね」と納得してくれます。
【Point】
読者が根拠を知って納得したところで、再度結論を書きます。
読者は「やっぱりそうだよね。よく分かったわ」と、話の内容を理解した上で結論に納得してくれるでしょう。
簡単な例文で、PREP法をより理解しよう
PREP法を使ったWEBライティングについては後ほど詳しい解説をしますが、ここではPREP法を理解するために簡単な例文を出してみました。
■好きな家事について、PREP法で書いた例文
【Point:結論】
私は家事の中で、一番「洗濯」が好きです。
【Reason:理由】
なぜなら、洗濯をすると気持ちの良い気分になるからです。
【Example:具体例1】
汚れがスッキリと落ちた衣類やタオルをお日様の下に干している瞬間にも、何とも言えない幸せを感じます。
【Example:具体例2】
また、乾いた洗濯物を取り込むときのふんわりとした温かさと良い香りにも癒されるんですよね。
【Point:結論】
だから、私は家事の中で洗濯が一番好きなんです。
PREP法に沿って書くことで、内容がスッと頭に入ってくる文章が書けました。
この話は「家事の中で洗濯が一番好き」という「結論」の部分に重点が置かれています。
最初と最後に結論を繰り返すことで、強く印象付けられますよね。
WEBライティングで長い文章を書く時も、PREP法を使う場合は基本的に同じです。
あまり難しく考えず、PREP法を意識した書き方をしてみましょう。
SDS法とは書き方が違うの?
PREP法と似ている型に「SDS法」というものがあります。
事実を簡潔に説明する、と言う場合に使いやすい型です。
ではSDS法の構成を見てみましょう。
SDS法の構成と例文
SDS法は、主に以下の要素で構成される
Summary(要点)
Details(詳細)
Summary(要点)
事実を分かりやすく伝えることができるため、ニュースの冒頭などでもよく使われています。
あるニュースの例
【Summary:要点】
東京オリンピック〇日目、日本はメダルラッシュとなっています。
【Details:詳細】
スケートボードの〇〇選手が銅メダル、体操の〇〇選手が銀メダルを獲得。
また、水泳では〇〇選手が念願の金メダルを獲得しました。
【Summary:要点】
このように日本選手団は、次々とメダルを獲得する快進撃を見せています。
こちらもPREP法と同じく、最初と最後に同じ内容を繰り返しています。
それでは、PREP法とSDS法の違いについて見てみましょう。
PREP法とSDS法の違い
PREP法とSDS法は、文章の最初と最後で同じ要素を繰り返していますね。
人間の脳は最初と最後に聞いたことを強く記憶するという特性があります。
よって、いずれの型も話の結論や要点をしっかりと記憶に残して欲しいときに活用できますね。
ただし、2つの型にはニュアンスの違いがあります。
それは『読者に一番伝えたい場所が異なる』という点です。
PREP法=話の「結論」をとにかく読者に伝えたい
SDS法=要点を挙げて分かりやすく伝えているが、本当に知ってもらいたいのは「詳細」の部分
PREP法は自分の主張や提案など、【結論】を読者に理解してもらいたい時。
一方SDS法は話の【詳細】部分を含めた全体について、読者に深く知ってもらいたい時に活用します。
このあたりは様々な考え方がありますので、記事の内容によって上手く2つの型を使い分けてみてください。
一般的にWEBライティングでは、結論から伝える「PREP法」を活用する場面が多いでしょう。
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PREP法での書き方【メリット・デメリット】
WEBライターにとっての、PREP法のメリットとデメリットを簡単に見ていきましょう。
- PREP法のメリット
- 型が決まっているので文章を速く書くことができる
本筋から逸脱した文章になりにくい
説得力のある分かりやすい文章が書ける
1文字〇円という世界で戦っているWEBライターにとって、記事が速く書けるというのはかなりのメリット。
収入に直結しますからね!
- PREP法のデメリット
- 通り一遍の文章になりやすい
機械的な文章になりやすい
決めつけ、押しつけがましい文章になりやすい
もちろんデメリットは回避できます。
PREP法という決まった型の中にも、人間味の感じられる文章をうまく取り入れてオリジナリティを出していきたいですね。
PREP法を使ったWEBライティングの書き方を解説【例文あり】
あるキーワードについて、PREP法で記事を作成する方法を例文を使って解説します。
WEBライティングのより詳しい書き方については以下の記事も参考にしてください。
【初心者のためのWEBライティング】~書き方の手順とコツを徹底解説
ここでのキーワードは【初心者WEBライター プロフィール】とします。
このキーワードで検索する人の「検索意図」=初心者WEBライターのプロフィールの書き方を知りたい
検索した人の「潜在ニーズ」=初心者WEBライターでも採用率の上がるプロフィールの書き方を知りたい
このキーワードに対する記事の構成をPREP法に沿って作ってみましょう。
(以下はあくまでも例です。実際にプロフィールの充実が採用率を上げるかどうかを精査した訳ではありません)
P:結論
WEBライターのプロフィールは、採用率を上げるためにも重要である
R:理由
なぜなら、プロフィールを充実させて他の人と差別化すれば、クライアントの注目度が上がるから
E:根拠・具体例
クラウドソーシングで多くの仕事を受注しているライターを見ると、ほとんどの人のプロフィール欄が充実している
P:結論
採用率を上げるには、まずはプロフィール欄を見直して充実したものにすべきである
では実際に、PREP法を使ってこの記事のリード文を作成してみましょう。
リード文(例文)
何度も案件に応募しているのに、なかなか採用されない…
初心者でも採用されるプロフィールの書き方を知りたい…
そんな悩みを抱えている初心者のWEBライターさんは多いのではないでしょうか。
WEBライターのプロフィール欄は、初心者が採用率を上げるためにもっとも重要な部分です。(→結論)
なぜなら、プロフィール欄の充実は他の初心者ライターとの差別化ポイントとなり、クライアントの目につきやすくなるからです。(→理由)
実際、案件をたくさん獲得しているライターのプロフィール欄を見てみると、かなり内容の濃いプロフィールを書いている人が多い印象です。(→具体例)
この記事を読めば、初心者WEBライターでも採用率が上がるプロフィールの書き方が分かります。(→再度、結論)
今回はリード文のみ記載しましたが、そのあとの各大見出しについてもPREP法を用いながら書いていけばOKです。
ひとつの大きなPREP法の枠組みの中に、さらにまたPREP法で書かれた各見出しがある、というイメージです。
記事全体の構成 | 各見出しの構成 |
リード文=Point【結論】 | ・P(結論) ・R(理由) ・E(具体例) ・P(結論) |
大見出し1=Reason(理由)/Example(具体例) | ・P(結論) ・R(理由) ・E(具体例) ・P(結論) |
大見出し2=Reason(理由)/Example(具体例) | ・P(結論) ・R(理由) ・E(具体例) ・P(結論) |
大見出し3=Reason(理由)/Example(具体例) | ・P(結論) ・R(理由) ・E(具体例) ・P(結論) |
まとめの大見出し=Point(結論) | ・P(結論) ・R(理由) ・E(具体例) ・P(結論) |
記事がどんなに長くなっても、この方法で書けば迷わず書き進めることができます。
PREP法での書き方を練習するには
まずは、簡単なテーマで書いてみることをおすすめします。
上でも「好きな家事」を例文として挙げましたが、同じように「自分の好きな事」や「好きな食べ物」などをテーマにPREP法で書いてみましょう。
書かなくても、頭の中で考えるだけでも構いません。
会話をするときにもPREP法を意識するだけで、トレーニングになります。
私は人前でしゃべることが苦手なのですが、PREP法を意識して話すと割と落ち着いて話すことができます
PREP法に慣れてきたら、WEBライターの仕事で活かしてみましょう。
補足
記事の種類によってはPREP法が適さない場合も。
例えばストーリー性のある体験談を書く時は、「起承転結」のようなドラマチックな書き方をした方が良い場合もありますね。
PREP法の書き方を知るだけでWEBライティングはグンと書きやすくなる!
今日のおさらい
- PREP法とは文章を書く型のひとつ【Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)】
- SDS法とは少し異なるので、記事の目的によって使い分ける
- PREP法のデメリットを知って上手く使いこなそう
- PREP法を記事構成に落とし込めばサクサク記事が書ける
PREP法はライティングだけではなく、何気ない会話やビジネスの場でも使えるフレームワークです。
普段からPREP法を意識するだけで文章力も上がりますし、ついでに会話の組み立ても上手になりますよ!
最後に、WEBライティングの知識からWEBライターとしての働き方までが網羅されたおすすめ本を紹介します。
1冊読むだけでかなり実力が上がると思いますよ。
それでは本日はここまでとなります。
読んでいただいてありがとうございました。