「読んだ人の記憶に残る記事をライティングしたい」
私たちWEBライターやブロガーは、誰しもそういった思いを少なからず抱えていると思います。
WEBライターであれば、まずはクライアントの記憶に残る記事を。
ブロガーであれば、訪れてくれた読者の心をつかむ記事を。
「記憶に残る」というのは
読者の心を動かす
読者の心にどこか引っかかる
ようなものではないでしょうか。
今日はこのような記事の傾向と、ライティングするための方法について考えていきたいと思います。
心が動いて記憶に残った記事・文章は、またもう一度読みたくなる
自分がネット検索や本を読んだ時を思い返してみました。
私は毎日誰かのブログや本の文章も読んでいますし、活字だけではなく動画も見ています。
音楽も聴いていますし、ラジオも聴くし、家族とお話もしています。
日々たくさんの情報が私に届いていますが、強く記憶に残るものは限られているんですよね。
私がWEBライターを始めたきっかけは、ある方のブログを読んだことでした。
(Google検索から、たまたま読んだ1記事でした)。
最初は読んだ後そのままブラウザを閉じてしまったのですが、どこか私の心に引っかかっていたのでしょう。
数日後またGoogle検索からその方のブログをなんとか探し当て、お気に入り登録をしました。
その後私はWEBライターを目指そうと心に決めたわけなので、「たった1記事が私の人生の方向を変えた」といっても過言ではありません。
こうして考えてみると、心に少しでも引っかかったものは、自分が認識している以上に脳内に記憶として強く残っているんだなと思います。
音楽や匂いは強烈に記憶に刻み付けられる印象がありますが、文章にだって強烈に心を動かされることが多々あります。
そして心に強く残るのは、何も有益な情報だけではありません。
一般的なWEBライティングやブログ記事であっても、何かしら読み手の心に引っかかる文章が書けたら嬉しいですよね。
読者の記憶に残る記事を作る3つのポイント
それでは具体的に、読者の記憶に残る記事を作成する方法についてご紹介します。
以下のようなことを意識することによって、読者の記憶に残る記事を作成することができます。
- 分かりやすいノウハウが詰まっている
- 一般的な価値観を覆すような内容である
- 実際の経験や見聞が活かされている
分かりやすいノウハウが詰まっている
まず一つ目は、「分かりやすいノウハウが詰まっている」記事。
ネットで検索するときは「何かを知りたい」ことが多いものです。
膨大な情報量ですが、意外と自分が探している情報が見つからないことも。
そんなときにピンポイントで自分の知りたい情報が載っているブログがあったら、私なら絶対にブックマークを付けます。
また、調べたいときにサッと辞書感覚で読める情報が網羅されているブログやコンテンツも重宝します。
このようなサイトは事あるごとに読むことになりますので、そのうちに慣れ親しんできます。
これは「ザイオンス効果」(単純接触効果)だといえます。
何度も接することでそのサイト、ひいては書き手にまで親しみを覚えるというような感じでしょうか。
よってアフィリエイトブログなどを運営している人などは特に、実用的なコンテンツにもチカラを入れるべきです。
好印象を抱くことが信頼感にもつながりますから。
一般的な価値観を覆すような内容である
二つ目は「一般的な価値観を覆すような内容である」こと。
これはとっても難しいですよね。
とても柔軟な考えを持っていて、元々固定概念にとらわれない考え方ができる人であればいいんですけど。
しかし、膨大な情報量の中で記憶に残る記事を作るにはとても重要なことです。
どこにでも書いてある、誰もが言っている当たり前のようなことが書かれていても記憶には残りません。
だから1文でもいいので、読者が「ハッとする」文章が書けたらいいなと思いますね。
やりやすい方法としては
「一般的な価値観や固定概念をまず並べてみて、その逆からアプローチしてみる」
そしてそこから独自の考え方やアイデアを広げていきましょう。
普段からそういうモノの考え方をする癖をつけておくと良いと思います。
また私は、誰かのエッセイを読んだり、曲の歌詞に注目してそこから想いを色々巡らせてみたりすることも多いです。
他人のフィルターを通して、自分の奥底に潜んでいる気持ちを引き出してみると面白い発見があります。
また、一般的に言われていることに自分が疑問を抱いている場合もあるでしょう。
(いやいや、実態はそうではないんじゃない?)とか(みんな当たり前のようにこう言うけど、なんか納得できないな)、みたいな。
そういった疑問を恐れずに文章に出して行くことも、時には必要かなと思っています。
読み手の心に、その部分が引っかかることも大いにあるのです。
実際の経験や見聞が活かされている
3つ目は、「実際の経験や見聞が活かされている」記事であるということ。
私がWEBライターを始めた時につまづいたのが、ここのポイントでした。
クライアントから与えられたお題に対して、圧倒的に自分の経験や知見が無い場合。
(書けない~!!)
やむを得ず、インターネットを調べてそれなりの体裁を取り繕った記事を作成しますが、やっぱり「良くない」出来上がりになります。
かといって自分の経験が活かせる分野は限られていますよね。
ただネットでちょこっと調べて当たり障りのない記事を書くのではなく、自分だけの独自の切り口から情報を取捨選択してみてください。
「自分の視点」はオリジナルなものですよね。
もちろん独自の経験が活かせられれば一番良いのですが、それが出来ない場合は「自分独自の視点や価値観」を活かしてみてくださいね。
また、クラウドソーシングなどでアンケートをとって一次情報(ほかの人の体験談)を集める方法も有効です。
私も記事を書くにあたり、報酬を支払ってアンケートをとったことが何度もあります。
ただしこの場合でも、(本当にこの人経験してるのかな?)と懐疑的になってしまうような情報しか集まらない場合もあります。
情報の集め方のコツはまた別の機会にお話ししようかと思いますが、いずれにせよ記事を書くにあたっては「実際の経験」に勝るものはないのかなと思っています。
実際の経験を書くと自然と熱量が文章に乗りますので、読者の心に刺さって強い共感を誘います。
読者の記憶に残る記事=どこか心に引っかかる記事
本日は「読んだ人の記憶に残る記事を書こう」というテーマでお送りしました。
広大なネットの渦に埋もれてしまわないように。
私も(読んでくれている人の心のどっかに引っかかる文章が書けたらいいな)と思いながら、毎回PCに向かっています。
最後に今日のおさらいをして終わりたいと思います。
- 「記憶に残る」記事とは、「読者の心を動かす」「読者の心にどこか引っかかる」ような記事
- 音楽や匂いと同じように、文章も強烈な印象を残すことがある
- 分かりやすいノウハウが詰まっている記事は重宝されているうちに親しみを持たれる
- 一般的な価値観が覆されている内容が記載されている記事は読者の心をつかむ
- あなたの体験や知見が活かされている文章には熱量が乗るので、読者の心に刺さりやすくなる
それでは本日はここまでとなります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
「note」のほうでは、音と歌詞で心を強烈に動かされた曲について書いています。
お時間があったらこちらも読んでくださると嬉しいです。