\今回はこんな人のための記事/
- クラウドソーシングでWEBライターを始めたけれど、提案してもなかなか採用されない
- 実績があまりない初心者WEBライターの、効果的な提案文のテンプレートが欲しい
- 他の人と提案文で差別化させて、1日も早く案件を獲得したい
この記事を読むと
実績のない初心者WEBライターは、どのような提案文を書けば採用されるのかが分かります。
私はパートと育児をしながらWEBライターを始め、すぐ翌月には3万円を稼ぐことができました(参考記事はこちら)
WEBライターは、一度採用されて軌道に乗れば収入が増えていきます。
0→1を早く達成するために頑張ろう!
クライアントの目に留まる提案文を書けば、必ず採用率は上がります。
この記事を書いているのは
ぼっちと申します。
2019年からWEBライターをしています。
悩みに悩んで10年以上続けた正社員を退職した後、パート・育児と両立しながらWEBライターの道へ。
その後収入を伸ばし、半年後にパートをやめることができました。
子供を抱えながらの仕事で悩んでいる主婦に向けて、WEBライターや副業の始め方を中心に情報発信しています。
WEBライターの提案文とは、履歴書+企画書のようなもの
WEBライターにとっての提案文とは、一つの案件に関する「応募文」のことです。
例えばランサーズでは「提案文」、クラウドワークスでは応募欄の「メッセージ」ですね。
提案文 = 自分の経歴(履歴書) + クライアントの要望に沿う計画案(企画書)
WEBライターは主にWEB上で完結する仕事。
クライアントとは、顔も合わせず声も聞くこともなく仕事が完結することが多いのです。
よってクライアントに初めて提出する文章となる提案書は、とても重要であることが分かります。
顔が見えない代わりに、文章でクライアントの目に留まらなければなりません。
提案文の段階からライターの文章力が試されるんやな?
そんなに構えなくてもOK!
ポイントさえ押さえて書けば、初心者でもすんなり採用されます。
簡潔でありながらも、クライアントの心に残る提案文を作成してみましょう!
WEBライターが提案文を書く前にやること【依頼詳細を読み込もう】
まず提案文を書く前に確認する点を解説します。
大切なのは、クライアントからの募集依頼詳細を隅から隅まで読むことです。
クライアントから「募集要項」が提示されていないかどうか
クライアント側が依頼内容の詳細欄で「募集要項」や「応募時に回答してほしい質問」を細かく書いていることがあります。
その場合は必ずその意向に沿った提案文を提出してください。
募集要項に記載されていることに漏れなく回答した上で、補足事項として自分の経歴や応募動機を記載するようにしましょう。
クライアントが「どのような記事を書いてほしいのか」を依頼文から汲み取る
クライアントの目的が分かると、提案文でアピールがしやすくなります。
以下のように、仕事の見出し(タイトル)を見ただけで記事の内容・目的が分かるものもありますよね。
【1記事3,000円×5本】2300~2800字 主婦の方必見。子育て・夫婦に関する体験談記事の作成【継続あり】
この案件のクライアントは、主婦のオリジナル体験談が欲しいのね!
育児や夫婦関係において大変な思いをした人であれば、オリジナリティの高いリアルな記事が書けます。提案文でアピールできますね。
続いて以下の案件ですが、タイトルだけでジャンルは分かっても内容までは分かりませんね。
タイトルに続いて依頼詳細を読むと、かなり詳しい内容が書かれていました。
・小学生~高校生の保護者向けサイト
・家庭教師を探しているもしくは検討中の保護者向けコンテンツ
・オンライン家庭教師を探しているもしくは検討中の保護者向けコンテンツ
・サイトの目的は自社が運営する家庭教師サービスへの登録
クライアントが運営するサイトのターゲットや、最終的な目的が自社の家庭教師サービスの成約だということが分かります。
クライアントの目的を汲み取り、「自分はこのような記事なら書けます」というものに関しては積極的に提案文でアピールしましょう。
クライアントのサイトはどのようなジャンル・雰囲気なのか
案件によっては、クライアントが運営するサイトのURLが記載されているものもあります。
クライアントのサイトを見て分かること
サイトのターゲット層
サイト全体の雰囲気
記事の文体
サイトの目的
依頼内容に詳細が記載されていなくとも、サイトを見ただけでなんとなく分かりますよね。
このサイトに自分が書いた記事が載ることを想定して、提案文で自己アピールしてください。
単発の仕事なのか、長期継続の仕事なのかを確認する
クライアントによっては、WEBライターとの長期契約を望んでいる場合があります。
良いWEBライターがいたら、長くお付き合いしたい
こう思っているクライアントは多いでしょう。
新しいWEBライターと契約するたびに、クライアントはルールを説明したりマニュアルを渡したりしなくてはなりません。
また、お互いの信頼関係が高まるにつれて、お仕事しやすくなりますよね?
長期で継続=クライアントとワーカー双方にとってメリットが多い
長期継続は単価アップへの近道となり、ワーカー(WEBライター)にとってもメリットしかありません。
こういった場合は、提案文で「長期継続を希望する」旨をアピールしましょう。
※提案文のテンプレートが早く見たい人はこちら
報酬(契約金額)の確認
提案文の作成にあたり報酬は特に関係がありませんが、詳細依頼を読むときにこちらも確認するようにしましょう。
記事単価 3000円 と書かれている場合でも、1記事目のみ「テストライティング」として別の金額が設定されている場合があります。
契約金額を入力する際に間違えないよう、注意してください。
クラウドワークスにおける契約金額の決め方に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
提案文の書き方~WEBライター初心者が書くべき大切な事とは
ここでは、WEBライター初心者の「提案文の書き方」を解説します。
自己紹介と経歴
自己紹介と経歴は自身のプロフィール欄にも記載していますが、提案文にも書くようにしましょう。
プロフィールの書き方はこちらの記事を参考にしてください
資格やスキルもアピールポイントになりますが、案件に直接関係のない資格である場合は書かなくても良いのでしょうか?
いいえ。私は書くべきだと思っています。
実際、案件に関係のない資格であっても毎回提案文に書いていました。
なぜなら…
クライアントは、他のジャンルについても書けるWEBライターを探している場合が多い
からです!
自社メディアで色んなジャンルに展開しているクライアントも多いので、自分が持っている資格やスキルは書いておいて損はありません。
箇条書きでサラッと書いておきましょう。
執筆に役立つ知識や経験
初心者さんは、WEBライターとしての実績が少ないと思います。
しかしこれまでの人生経験や職務経験から得られた知識があります。
そういった点でアピールできるものがないか、よく自分の人生を思い返してみましょう。
自分を客観的に眺めてみよう!
意外に(こんな知識や体験も役に立つな!)と思えるものが見つかるもんや。
もしブログ運営の経験があれば、少なからずSEOの知識があるでしょう。
SEOの知識があることは、大きなアピールポイントになります。
子どもを3人、しかも年子で育てている人でしたら、それだけでレベルの高い育児スキルがありますよね。
子育てジャンルの記事なら、間違いなくその経験が活かされると思います。
(こんなこと書いていいのかな?)とモジモジしないで、どんどん提案文に書いてください。
仕事に対する意気込み
ここでの意気込みというのは、単なる「頑張ります!」のような熱意ではありません。
具体的に、自分がクライアントにとってどのようなメリットをもたらすかを提示しながら、熱意や意気込みを伝えます。
例えば以下のような感じです。
「急なご依頼であっても、迅速に対応いたします」
「他のジャンルでも、徹底的にリサーチして記事にできます」
クライアントにとってのメリットに加え、こちらの熱意も伝わる文章です。
初心者であっても、こういったことならアピールできますね。
連絡可能な時間帯
連絡可能な時間帯についても書いておきましょう。
「ビデオ通話は平日〇時まで」
「土日でもメールの確認・返信は可能です」
など、事前に伝えておきたい場合は提案文に書いても構いません。
補足
連絡手段に関してクライアントが提示しているものがあれば、使える環境にしておいてください。
(例:ChatWork、Slack、Zoomなど)
執筆可能な記事数
1週間で〇記事(5000文字~8000文字)作成可能
などと目安を記載しておきましょう。
他のクライアントの仕事も同時進行している場合は、よく考えて記載します。
あまり無理なペースではなく、余裕を持って書いておいてくださいね。
ちなみに、自分の記事を書くペースがつかめるまでは、たくさんのクライアントの仕事を同時進行するのはやめておきましょう。
ブログを運営していればそのURLを載せておこう
WEBライターにとってブログ運営はメリットしかありません。
特に初心者WEBライターであればあるほど効果大!まだWEBライターとしての実績が少なくても、ブログで実績や文章力を示すことができるからです。
よってブログ運営をしている場合は必ずブログのURLを載せるようにしましょう。
独自ドメイン・ワードプレスのブログを始めるのは大変そう。。。という方は、無料ブログやnoteでも構いません。
noteの始め方と使い方についてはこちら
「このライターはどのような文章力で、どのような人間なのか」が知りたいクライアントにとって、ブログはとっておきの判断材料となり得るのです。
【WEBライター提案文の書き方のポイント|初心者でも採用されるには
ではここから、提案書を作成する際のポイントを簡単に解説します。
ここでは実績があまりない「初心者WEBライターさん」を対象としていますので、ぜひ参考にしてください。
簡潔に分かりやすい文章で書く
WEBライティング案件の応募ですから、提案文が分かりづらい文章だとマズイですよね。
提案文では、簡潔な文章の中でクライアントが知りたいことを網羅する必要があります。
クライアントが必要とする情報は何かを見極めて、簡潔に書くようにしてください。
箇条書きなども使用すると分かりやすいですね。
文章を簡潔に書くポイント
長い文章は2文に分ける
主語と述語は近くに置く
あまり良くない例
WEBライターは経験や資格や実績が無くとも挑戦できる職業として一番人気である。
内容は理解はできますが、主語と述語が離れていて少し読みづらいですね。
読みやすくすると…
経験や資格や実績が無くとも挑戦できる職業として、WEBライターは一番人気である。
単語の位置を変えただけですが、読みやすくなりました!
長い文章を書くと主語と述語が遠くなってしまうことがあるので、短い文章で書くことを意識してみてください。
初心者であることを前面に押し出さない
初心者はつい腰が引けてしまい、ともすると自虐的な言葉を書いてしまいがちですが、書く必要はありません。
提案文に以下のような文章があると、クライアントは採用意欲が湧きづらいのです。
「WEBライティングは未経験ですが、頑張ります」
「初心者ですが、精一杯勉強させていただきたいと思っています」
「初めて書くジャンルですが、一生懸命書かせていただきます」
採用する側としたら、たしかにちょっと不安やな。
こういった初心者アピールはあまり印象が良くありませんので、一切書かなくてOKです!
その案件に自分がどれだけ貢献できるかを書く
「私はこのジャンルについて、こういった記事が書けますよ」というメリットをアピールしてください。
「介護」ジャンルに関する記事だとします。
介護に携わったことのある人はそのことをアピールできますが、介護の経験や知識のない人はどうしたらいいのでしょう?
その場合は、別の切り口からアピールできます。
例えば
「常に読者の視点に立ち、読者の気持ちに寄り添った記事を書くことが得意です」
こういった切り口でも、介護のようなデリケートなジャンルに関しては立派なアピールポイントになりますね。
仕事に対して正確・丁寧・真面目である事をアピールする
自分が「正確・丁寧・真面目な人間」であることを、提案文の文章からにじませましょう。
WEBライターは誰でも取り組みやすい仕事であるためライバルは多いが、基本的な事ができない人も意外と多い
クライアントはもちろんWEBライティング力のある人を求めていますが、それ以上に基本的な事ができるライターを欲しがっています。
ライターに求める基本的な事とは
- 適切な報告/連絡/相談が出来ること
- 納期をかならず守ること
- 誤字や脱字がないこと
- 構成(意向)に沿った記事が書けること
提案文での誤字脱字はしっかりチェックし、凡事徹底できるライターであることを印象付けることがポイントです。
提案文の書き方【テンプレート】|初心者WEBライター必見!
ここでは、例として介護ジャンルの募集案件に対する提案文のテンプレートを記載しています。
クライアントの依頼詳細に書かれていることは案件によって異なります。
よってテンプレートを全コピーするのではなく、参考程度にご覧頂ければと思います。
「介護ジャンル記事」募集案件の場合
依頼詳細(例)
当社では「介護」のジャンルに関する記事を執筆して頂ける方を募集しております。
丁寧・真面目な仕事内容の場合は、継続して長期的な執筆をお願いしたいと考えております。
・介護を扱うサイトのコラム記事
・1記事あたり約4,000文字〜8,000文字
・記事数:5記事
まずテストライティングとして1記事4,000円で作成していただき、問題がなければ続けて依頼します。
・こちらより記事のタイトルおよび構成案をお渡しします。
・構成案に沿って、Googleドキュメントにて記事を作成願います。
【 納期】
〇月〇日まで
次に、上記内容の案件について提案文を組み立てていきます。
提案文の組み立て
提案文の組み立て
・冒頭のあいさつ/自己紹介
・応募動機
・得意な記事のスタイルなど
・経歴
・これまでの実績
・執筆可能な記事数
・連絡可能な時間帯など
・締めのあいさつ
上記に沿って、提案文を書いていきましょう。
※クライアントから質問テンプレートが提示されている場合は、必ず回答してください
提案文のテンプレート(例文)
提案文のテンプレート
〇〇 様
はじめまして。東京でWEBライターをしております〇〇と申します。
今回こちらの介護ジャンルの記事作成案件について、応募いたしました。
■応募動機/実績など
私はこれまでにも介護を扱うサイトのコンテンツ作成に携わっており、記事を多数書いてまいりました。
→提示できる実績・ポートフォリオがあれば載せる。また、ブログを運営している人はブログURLを載せると良い
また以前、自宅において身内の介護経験があります。
介護する側の大変さはもちろん、介護される側の気持ちについても充分理解しており、そういった経験は記事作成にも活かせると思っております。
→こういったところはオリジナルの文章を書いてくださいね!
■得意な記事のスタイル
読者に寄り添う温かい文体を得意としております。
サイトの特長をふまえて、そのサイトに最も適した文体で執筆致します。
またどんなジャンルであっても徹底的に正確な情報をリサーチし、記事を書き上げます。
■経歴
大学卒業後、〇〇会社に総合職で入社しました。
→必要であれば学部・学科なども書く
〇〇年 〇〇資格取得
その後転職し、〇年ほどベンチャー企業にて〇〇部に所属しておりました。
〇〇年 〇〇資格取得
育児休暇取得後に復職し、2年ほど経ったのち退職。現在はWEBライターを専業としております。
■執筆可能な記事数
1週間に1本(~8000文字)
■稼働時間と連絡可能な時間帯
平日午前9時~15時
(メール、チャットは上記以外の時間でも確認・返信可能です)
■(最後に)
納期前日までには必ず納品させていただきます。
以前の会社では〇〇部に10年ほど在籍しておりましたので、〇〇関係の記事については得意分野です。
今回の記事が満足いただけるものでしたら、ぜひ継続してご契約いただけると嬉しく思います。
何卒ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
【何度も落とされてしまうなら】あきらめずに提案文の書き方を見直す
落とされても、いちいち落ち込まない!前に進む!
最初は私も何度か落ちました。回数は覚えてないけど‥
案件はたくさんあります。
落とされるとどうしても落ち込んでしまいますが、ほどなくして採用されますから大丈夫ですよ!
ただし、提案文は毎回見直して案件ごとに書き直しましょう。
実績が増えてくれば自分のスキルも磨かれてきて、書けることも多くなります。
先ほどテンプレートを記載しておいて何なのですが…
他人が書いたものをそのまま使うことはできれば避けたほうが良いですね。
なぜかというと、自分の気持ちが文章にこもらないからです!
テンプレートを参考にするにしても、そこに自分の気持ちを必ず乗せるようにしたいですね。
そうすれば、クライアントの目に留まる提案文が書けると思います。
提案文の正しい書き方を知って、初心者でも採用されるWEBライターになろう
多数の応募者の中から選ばれるためには、まず提案文の書き方をしっかり見直してみましょう。
自分の提案文のテンプレートができたら、少しオリジナリティを出して差別化したいですよね。
基礎的な必要事項を書いたら、あとは独自の強みなどを付け加えてみてください。
また、案件をじっくり探していると
「これ、書きたい!私なら書ける!」と思う案件が必ず見つかるはずです。
そういう案件は「絶対獲得してやるぞ」という意気込みで提案文を作成してください。
すると自然と気持ちが文章に乗りますので、良い提案文になるはず。
ふわっとした表現で申し訳ないのですが、本当にそうなんです。
クライアントにも伝わって、必ず採用されるようになります。
とにかく、オリジナリティが大切
人となりが、文体からにじみ出るもんやからな。
最後に提案文を書くにあたってのポイントをまとめます。
- クライアントの意図、目的を汲み取る
- 自分が記事を書くことでどのように貢献できるかを考える
- クライアントにもたらすメリットを提示し、熱意を垣間見せる
- 分かりやすい文章で書く
- 初心者を前面に押し出さない
- 丁寧、真面目さをアピールする
本日は以上となります。読んでくださってありがとうございました。
「WEBライター初心者が良い案件を選ぶポイント」を解説した記事も読んでみてくださいね。