WEBライターを始めてみたものの…
「なにこれ、思ったよりきつい!」
「WEBライターは、やっぱり甘くないのか…」
と肩を落とす初心者ライターが続出しているようです。
今回は、WEBライター5年目の私が「WEBライターの仕事は甘くない」理由と「きつい現実」をお話ししようと思います。
ただし、私がWEBライターをおすすめする姿勢に変わりはありません。
きつくても、それを打ち消すほどの価値がWEBライターにはあると思っているからです。
主婦の副業、専業で在宅可能な仕事として、WEBライターはトップクラスでおすすめできます。
これからWEBライターを始めようと思っている人やWEBライタ―初心者の方に、挫折してほしくない!
この記事を読んでわかること
- WEBライターが「きつい!甘くない仕事」である理由とその実態
- 最初はきついかもしれないけれど、それでもWEBライターをおすすめする理由
良かったら最後まで読んでみてくださいね。
WEBライターが「きつい!」そんなに甘くない仕事である理由5つ
ここでは私が実際にWEBライターを数年続けてきて「これ、きついな…」「やっぱりWEBライターは甘くない世界だ…」と思ってしまった体験を中心にお話しします。
特に初心者の頃にきついと感じたことを挙げてみました。
- 常に締め切りに追われる感覚があるから
- 低価格の案件に時間を費やした時の何とも言えない脱力感
- 結局同じことの繰り返しだから
- 文章を書くことが辛くなってくるから
- セルフブラック企業が発動してしまうから
ひとつずつ、理由と解決方法を解説します。
常に締め切りに追われる感覚があるから
WEBライターの仕事には、たいてい「締切日」というものがあります。
一旦受注をすると、この「締切日」が気になって仕方ありません。
WEBライターの仕事が続く限り、何をしていても頭の片隅に「締切日」がチラついてしまうのです。
でも、改善する方法はあります。
常に追われている感覚から逃れるために大切なのは、「締切日」を意識しないことです。
締切日に合わせて仕事をしようとするから、結局締切日近くなって焦ってしまうのです。
仕事を受注したら、締切日関係なくサッサと取りかかることを意識すると、締切日なんて気にならなくなります。
低価格の案件に時間を費やした時の「何とも言えない脱力感」
こればかりは初心者のうちはどうしようもないかもしれません。
初心者のころは低価格の案件から挑戦することになるかと思いますが、低価格であっても執筆にはかなりの時間を要します。
初心者のうちに取り組む案件によっては(これで0.5円…?うそでしょ)と思うような、リサーチに時間がかかるものもあります。
初めてのクライアントの場合は受注してからでないと案件の詳細がわかりませんし、そもそも初心者には案件を選り好みする余裕はありませんよね。
よって低価格にもかかわらず時間のかかる案件を受注してしまうと、終わった時に何とも言えない脱力感を感じることになります。
何も言えねえ‥‥
この事態を避けるには、なるだけ最初から文字単価の低いものは選ばないことを心がけるということです。
数記事書いたら、文字単価1円以上のものに応募するようにしてみてください。
初心者だから低くても仕方ない…とつい思ってしまうのですが、あまりにも低い単価のものは受けないことをおすすめします。
結局同じことの繰り返しだから
記事を納品すると仕事が終わり、一つの区切りとなります。
しかしまた次を書かなくては収入を得られません。
↑ 当たり前なんだけど…
それがきついと感じる時期があるのです。
WEBライターになった人は、みな一度は感じることではないでしょうか。
これ考え出すと、きつい!
例えば正社員の時代を思い出してみます。
暇な時期があったらのんびり仕事したり、同僚とお菓子食べながらしゃべったり。
そんなことをしていても給料は変わりませんでした。
時給制のアルバイトでもそうです。
暇な時間帯は何もすることがなくても、時間できっちりお金がもらえました。
しかしWEBライターは、書かなければお金を稼ぐことができませんよね。
そこを「きつい」と感じてしまうと、仕事がつらくなってしまいます。
これを解消するには、クライアントに継続案件をもらうことです。
ひとつの案件ごとにクライアントを変えていると、時間もロスしてしまいますよね。
なるだけ継続案件をもらえるよう、クライアントに交渉しましょう。
交渉と言ってもそんなに大げさな事ではなく、1件の仕事を納品した際に「今後も良かったら継続してお仕事を
いただけませんか」と一言添えてみるだけです。
継続案件はジャンルも絞ることができる場合もありますし、クライアントの意向なども汲み取りやすくなります。
それだけでずいぶんと作業が楽になりますよ。
継続案件がとれるようになると、収入も上がってきます。
文章を書くことが辛くなってくるから
文章を書くこと自体が辛くなってくると、WEBライターを続けていくことも「きつい」と感じてしまいます。
なぜ文章を書くことがつらくなるのか。原因は以下にあります。
- 自分の書きたいように書けない
- 自分の考えとは別の事(書きたくないようなこと)を書かなくてはならない時がある
全く興味のない分野の記事を書く時は、本当に文章が出てきません。
絞り出して書くのですが、そういう文章は気持ちがこもっていないので良い記事とはいえない仕上がりになってしまいます。
WEBライターはブログのように自由に書けるわけではないですが、だからこそ1文字〇円という報酬をいただいています。
仕事だと割り切ることは大切です。
興味のない分野でも…
まず読む人の気持ちになりきって、悩みを自分のことのように捉えてみる
悩みを解決するためにはどうアプローチしたらよいか考えてみる
記事の型(パターン)に沿って書いていく
こうするだけでも良い記事が書けますし、慣れるにつれて書くことが辛いと思うことも減ってきます。
文章を書くことへの抵抗感をなくすには、WEBライター講座がおすすめ。
ライティングのパターンを学べば、ずっとずっと取り組みやすくなります。
セルフブラック企業化してしまうから
セルフブラック企業化してしまう、とはどういう事かというと…
頑張りすぎて一人でブラック企業化してしまうということ。
ブラック企業に勤めるなんて絶対にイヤなのに、自分で仕事をし始めると陥ってしまうフリーランスの人が多いらしい…
私もそれはよく理解できます。
フリーランスの仕事は人から与えられているのではなく、自分で仕事を獲得して働いています。
始めはモチベーションも上がるのですが、ずっと焦燥感に駆られている感覚もあり、落ち着かない気持ちになる時も。
自分が怠けてしまうと途端に収入がなくなる→不安→「セルフブラック企業化」してしまうのです。
頑張りすぎてしまう!
朝方4時に目覚めたら、(ついでにちょっとやっておくか…)とPCを開いて仕事をしてしまう。
家族が休日の日にも根詰めて仕事をしてしまう。
常に仕事の事で頭がいっぱいで、余裕がない状態。
ここはまだまだ私も課題です。
仕事を頑張るのは良いのですが、睡眠時間を削ったりして健康を害してはいけません。
無理をすると生産性も落ちるので、なるべくブラック化しないように意識して気を付けたいですね。
とは言え、人生で一度くらいは自分自身のためにめちゃくちゃ頑張ってみるのは悪いことではありません。
育児もしている主婦にはおすすめできませんが、まだまだ若く独身の方などであれば、がむしゃらに働く時期があっても良いと思います。
WEBライターは「きつい&甘くない」その実態とは
WEBライターは甘くない!
WEBライターの理想と現実(=実態)についてお話しします。
理想 | 現実(=実態) |
---|---|
WEBライターって輝いていてカッコイイ! | 実際はそんなにキラキラしたものではない |
スタバでMac広げてスタイリッシュにお仕事 | 家でメガネ&パジャマのまま仕事 |
どんどん収入がUPしていくんだよね? | 10万円を超えるのは結構難しい(営業力が必要) |
自分の書いた記事がメディアに掲載されるなんてすごい! | 自分の記事がどこでどんな風に利用されているか、ほぼ分からない |
WEBライターは全員がキラキラしているわけではない
X(旧Twitter)などを見ると、とても意識の高いWEBライターさんとか、プライベートもキラキラしていそうな人がいます。
仕事に対して意識が高いことはもちろん大切!
でもプライベートがそんなにキラキラと輝いているWEBライターは少ないかもしれません。
「キラキラ輝く」の定義が、そもそもよく分からなくなってきましたが…
WEBライターで家にこもってひたすら記事を書くということをやっていると、プライベートでそんなに輝ける場面には出くわしません。
それでも人脈を広げたり仲間を見つけたりすることはとても有意義です。
そこから新たな仕事につながることもあるからです。
私は一人で仕事がしたくてこの職を選んだのですが、たまに孤独を感じることも。
私は入ったことはないですが、WEBライターのオンラインサロンに入ると仲間もできますし、分からないことがあったりすると気軽に相談できます。
今はX(旧Twitter)などからそういったコミュニティを探すこともできますよ。
また気軽に相談や質問ができるWEBスクールもおすすめです。短期間でライティングや仕事儒受注のコツがつかめます。
質問・相談ができる「ヒューマンアカデミー」WEBライティング講座の詳細はこちら
WEBライターはそんなにスタイリッシュな仕事ではない
WEBライターはPCひとつでできる、スタイリッシュな仕事だというイメージがあります。
でも実態はイメージとはほど遠いかもしれません。
私もまだ憧れています。
スタバでMac広げてなにかしらの仕事をしている人に。
WEBライターを細々と4年以上やっていますが、まだやったことはありません。
ドトールでLenovo広げて仕事をしたことはありますよ!
(注:ドトールもLenovoのPCも大好きです)
すごく意味のない記事を書いているような気がしてきて恐縮なのですが…
やっぱり「カフェでもスタイリッシュに仕事ができるWEBライター」に憧れていた部分もあったんですよね。
今となっては、家で寝起きのままパジャマですぐに仕事に取りかかれるのが楽ちんだなって思っています。
カフェで背面に人がいたりすると、気になって集中できないですしね。
ノマドカフェのような、ちゃんと仕事に集中できるところを探してみたいな、と思っています!
→ 「プチノマドが主婦におすすめな理由!自由で柔軟な働き方」の記事はこちら
ちなみにWEBライターなら、昼から家でビール飲んで寝ることもできますよ!(たまにはいいんです。自己責任ですから…)
WEBライターは全員が収入右肩上がりではない
これは先ほどのスタバMacの件とは異なり、実際に厳しい現実です。
WEBライターは文字単価を上げていくことが右肩上がりの収入に直結します。
ただし初心者の段階ではすぐに文字単価が上がっていくわけではありません。
0.5円、下手したら0.3円くらいの案件も山ほどありますから、そういう仕事ばかりしていると心が折れて挫折の原因になってしまいます。
そういった状態のままだと、どんなに時間を費やして頑張っても月10万円を超えることは困難です。
解決方法は、スキルを上げて恐れずに単価の高い案件を獲得すること。
たくさんの実績を積むことでスキルと自信がつき、文字単価の高い案件にも臆することなく応募できるようになっていきます。
また相性の良いクライアントを見つけて継続案件をこなしていくことで、必ず文字単価は上がっていきます。
なお短期間でスキルを上げるためには、やはり講座やスクールで学ぶ必要があります。(自分に投資する方法が一番の近道)
かかった費用はすぐに仕事で取り戻せるので、ぜひおためしを。
初心者のうちは「記名記事」を書けるわけではない
記名記事とは?
ライター(書いた人)の名前やプロフィールが記載されている記事のこと
実際WEBライターを始めるまでは考えたこともなかったことですが、WEBの記事には記名記事とそうでないものがあるんですよね。
初心者のうちは記事を書いて納品して、それが一体WEB上のどこに載っているのかも分からない状態でした。
このサイトに載るはずなのに、一向に記事が見当たらない…。
いったい私が書いた記事は、どうなっているのだろう…。もしかして質が悪すぎてボツになったのだろうか。
などと、余計な疑問を抱きながら記事を書いていました。
初心者のうちはそういう事が続くとやる気が無くなってくるのですが、あまり気にしなくて構いません。
しばらくして検索すると(あ、これはこの前納品した記事だ)と気付くこともあります。
もちろんそこには私の名前はありませんし、大幅にリライトされているものもありましたが。
そんな初心者ライターだった私にも、記名記事を書く日がやってきます。
(クライアントさんから、良ければお名前を出したいのですが、と提案をいただきました)
その時は相当嬉しくて、家族に記事のURLを送りましたよ!
最初の頃は記名記事を書くこともないと思いますが、書くチャンスがあれば必ずモチベーションアップにつながります。
記名記事は実績として提示もできるので、ぜひ目指してみてください。
きついけれど…それでもWEBライターをおすすめする理由
決して甘くない世界であっても、私がWEBライターをおすすめする理由はこの3つ
- 余計なストレスなく仕事に没頭できるから
- 自分の仕事にやりがいを感じるときが必ずくるから
- スキルや知識が習得出来て、それが必ず将来につながっていく確信があるから
余計なストレスがなく仕事に没頭できるから
余計なストレスがない、とにかくこれに尽きます。
私は人一倍ストレスを感じやすいタイプなので、在宅で仕事をするようになってからはストレスが激減しました。
家族にも「確実に表情が変わった」と言われましたし、その頃と比べるとお肌の状態も良くなりました。
ストレスって怖いですよね。
私が正社員の時に辛かった以下のことは、全てキレイさっぱり無くなりました。
雨の中自転車を走らせて子どもを保育園に預け、遅刻しそうになりながら髪の毛びしょびしょで満員電車に乗って仕事へ⇒朝の時点でヘトヘト&ストレスMAX。
子どもの発熱などで会社を休むときの連絡⇒吐きそうなくらいのストレス。
会社でのハラスメントと人間関係⇒これが一番辛いストレス。
WEBライターの仕事がきつい、つらいと感じでも、会社員時代のストレスや辛さを思い出せば頑張れました。
WEBライターは基本的に誰にも干渉されることなく仕事に没頭できます。
特に私のような、育児と仕事を両立しなくてはならない主婦にはおすすめしたい職業です。
自分の仕事にやりがいを感じるときが必ずくるから
WEBライターは、きつい事ばかりではありません。
やりがいを感じることも多いんですよ。だから私も続けていられるのだと思います。
やりがいを感じられるとき
- 自分の書いた記事が上位に上がっているとき
- クライアントさんが記事を褒めてくださったとき
- 文字単価が上がったとき
- 記名記事が掲載されたとき
- 振り込まれた報酬額を確認するとき
私は会社員時代には得られなかったやりがいもたくさん感じています。
WEBライターで得たスキルや知識が将来につながる確信があるから
WEBライターは「記事を書いてなんぼ」なので、時間を切り売りしているような印象を持っている人もいるでしょう。
でも時給制のパートなどと違うところは、スキルや知識が収入増につながるということです。
もちろんパートだって時給が上がることもあるでしょう。
でもWEBライターの世界は、実績をあげることで文字単価が1円から1.5円へ、1.5円から2円へ‥‥と増えていきます。
1円⇒2円になれば、単純計算で収入は2倍になる
また、WEBライターで得た知識は必ず別の仕事に活かすことができます。
WEBライターをすることにより、少なからずSEOライティングやWEBマーケティングを学ぶことになります。
いずれブログを始めたいと思っているのであれば、その知識が役立つことは間違いありません。
WEBライター = フロー型ビジネス(働けばその分がすぐに収益になる。働かなければ収益はゼロになる)
ブログ運営 = ストック型ビジネス(仕組みを作って継続的に稼いでいくこと。収益が上がるには時間がかかる)
WEBライターとブログ運営はスキルの面でも収入の面でも良い影響をもたらし合いますので、一緒に始めるのもおすすめです。
またWEBライターは得意な分野を伸ばして、スキルとして販売することも可能。
クラウドソーシングで受注するだけでなく、ココナラなどでWEBライティングスキルを売ることもできるのです。
2021年からWEBライターを始め、その経験を活かしてココナラで「お悩み相談室」を開いている方もいらっしゃいます。
「桜御前のWebライター講座」というブログを運営されている桜御前さんです。
これからWEBライターを始めようとしている人や初心者の方向けに、相談だけではなく文章の添削などもされています。
気になる方はぜひ利用してみてください!
⇒ 桜御前さんの「Webライターのお悩み相談室」の記事はこちら(外部サイトが開きます)
このようにWEBライターできつい思いをしたとしても、確実にスキルや知識は積み重なっていき、新たな仕事につなげていく事ができます。
自分の行動次第で大きくステップアップできるのが、WEBライターという仕事です。
「きつい、甘くない」という現実を知るだけで、WEBライターは続けられる
WEBライターのほぼ全員が、初心者の頃は「きつい」「甘くない」と感じていたと思います。
特にWEBライターは未経験でも始めやすい半面、始めの頃がきついので初心者のうちに辞めてしまう人も多いのでしょう。
でもどんな仕事でも実際にやってみるまでは分かりませんし、やってみて初めて「こんなはずじゃなかったのに」と思うこともありますよね。
WEBライターを継続している人間から見ると、最初のうちに辞めてしまうのはもったいないと思ってしまいます。
慣れてしまえば、最初にきついと思っていたこともこなせるようになってくるからです。
「WEBライターで10万円稼ぐまで」詳しくはこちら
→ WEBライターで月10万円を稼ぐまで|未経験主婦の「道のり」
WEBライターは決して楽して稼げるものではありませんが、継続時間に比例して稼ぎやすくなっていく仕事でもあります。
つらい時期をなんとか乗り越えて、「この腕一本で稼いでいる」という自負とともにWEBライターを続けていってほしいと思います。
本日はここまでとなります。
読んでいただきましてありがとうございました。
YOACAのライター講座は個人的におすすめです